
前回の続き。
この9月は大連休があるために
月末売りの雑誌はその影響をまともに食らって
軒並み〆切りががっつりと早まっておりまして。
そしてこの式のため上京した9月6日というのは
実はまさに締め切り密集期間の真っ最中で
また岩手に戻ってから原稿上げて宅急便で送って…という
タイムラグも許されない状況になっているのでした。
幸い秋葉原に
秋葉原制作所という
漫画を書くのに必要な道具やスペースを提供してもらえる
簡単に言えば「漫画を描くための『漫画喫茶』」みたいなものがあり
東京にそのまま滞在してここで原稿を、というのは
あらかじめおりこみ済みだったんですが
まさかここまでの事になるとは。
以下東京放浪生活の流れを記しておきます。
9月6日(日)
夜行バスで上京。
挙式・2次会出席後
池袋のネットカフェで一泊。
9月7日(月)
池袋のファミレスでA誌・C誌ネタ出し。
秋葉原に移動後単行本のカバーイラスト制作・提出。
中野の喫茶店でまたネタ出し。不調。
阿佐ヶ谷のネットカフェで二泊目。
前から目を付けていた店だが大いに気に入る。
9月8日(火)
引き続きネタ出し。不調。
ここまででA誌のネタが揃えば今日の新幹線で帰るめどがついたが断念。
「中央モノローグ線」追加取材で線内をうろうろしたのち
埼玉に移動。次回「わびれもの」取材。
その後ネタ出し。まだ不調。
池袋のネットカフェで三泊目。
9月9日(水)
昼前やっとA誌まとまる。
即秋葉原に移動、夜に原稿完成、提出。
B誌・C誌ネタ出し。
朝までにどちらか揃えば朝の新幹線で帰るめどがつくが断念。
阿佐ヶ谷のネットカフェで四泊目。
着替えを3日分しか持ってきていないのでここから着回しになる。
9月10日(木)
荻窪のファミレスでネタ出し。ぼちぼち。
バッティングセンターで気合い入れる。
中野に移動後、芳文社の担当さんにあう。担当交代の引き継ぎ。
夜までにB誌ネタ出し完了。
C誌の方も揃っていれば夜行バスで帰れたが断念。
中野のネットカフェで五泊目。
9月11日(金)
早朝ネタ出し。C誌見えてくる。
秋葉原に移動、夕方B誌原稿仕上げる。提出。
さすがにしんどくなり、まだ6時過ぎだが
ネットカフェで2時間仮眠。
阿佐ヶ谷に移動、喫茶店でネタ出しの後
ネットカフェで六泊目。
9月12日(土)
荻窪のファミレスでネタ出し。
C誌、ネタ一本のみ欠けるもほぼ出そろったので
秋葉原に移動、見切り発車で原稿描き始める。
遠野に帰れる新幹線の最終ラインは17時56分なのだが
最後の一本が17時になっても完成せず。焦る。
どうにかして17時50分前に東京駅着、原稿渡しに成功するものの
新幹線はやて(全席指定)は完売。
竹書房の編集さんに電話で泣きついたら
麻雀のメンツを集めてくれた。
東京にいながら全く遊べなかった憂さを晴らすべく朝まで打つ。
近年記憶にないくらいボッコボコに負ける。
翌朝、新幹線代を借金して失意のまま一週間ぶりの遠野へ。
正直、ネットカフェ六連泊なんてさほどキツくなかった。
むしろ何か楽しくすらあった。
ただ最後の麻雀は本当に効いた。
まだ引きずっております。