2009.
06.
29
21:04:03

引っ越しをいよいよ明日に控え
洗濯機を捨てる。
94年から実に15年も使ってきた二槽式で
まださほど動作に問題もないのだが
ここが潮時と見定め引退していただくことになった。
本当に水色なのかと錯覚しそうな洗濯槽は
日常の中で最も好きな水の風景だった。
さすがに次は全自動を買うだろう。
もう冬場に冷たい思いをする事もないが
やはり少し淋しい。
午後、区役所に行って転出の手続きをあれこれ。
一通り終わって帰り際に、ふと背後から声をかけられる。
上京した年にアルバイトしていた漫画喫茶の店長だった。
バイトを辞めた後は一度も会うことはなかったのに。
中野区に来て一番最初にお世話になった人に
一番最後に出会う偶然に軽く震える。
さすがにここまで来るとしんみりモードがONになりっぱなしだ。
とはいえいろいろやることがあって日曜から全く寝ていないので
やたらとハイテンションなしんみりに支配される。
店長もそんなしんみりが見せた幻かもしれない。
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